適当レシピ第二弾。
早速、常備菜ではないのですが、常夜鍋を紹介しましょう。
常夜鍋とは、毎晩食べても飽きない鍋のことの様です。
実際には、毎晩食べると飽きますが……頻繁に食べても飽きませんよ。
私の家の場合は「ほうれん草鍋」とよんでいる鍋です。
※さっぱりした油っけの少ないお鍋ですから。満腹食後にお茶を飲むと…よけい満腹感が増しますので。注意。


使う道具。
お鍋加熱器(電磁調理器でもコンロでもなんでもいいよ。私は深めのホットプレートを愛用一つで済むから…)。
大皿(肉とほうれん草用)
小皿(タレを入れておく取り皿)
中皿(アクと取る為の水入れ。)
お玉(お鍋中にとってもアクがでるから取るため)
包丁とまな板……あとは台所があればOKか。


メイン材料
豚肉モモスライス(豚しゃぶしゃぶ用とか)
ほうれん草(株の部分が赤い方が/太い方がおいしい。サラダほうれん草など西洋系のほうれん草っぽいのはおいしくない。)
昆布(ダシ取る用の板状で硬い方の昆布)
日本酒


タレ材料
醤油(私は濃口を使う。濃口は低塩分で色味が濃い/薄口は高塩分で色味が薄め見栄え重視につかう。)
おろし生姜(チューブのでもまあOK)
刻みネギ(輪切りでOK。冷凍でもOK)
レモン汁(小瓶に入って売ってるのアウト。ポン酢での代用アウト)
味の素(あ……うまみ成分系の化学調味料と書くべきか〜〜いいよね商品名でも)
以上になります。

1、ほうれん草を湯がく
お鍋に水をいれて、沸騰させておいてください。
ほうれん草をまずは洗います。葉っぱの方を先に流水でザブザブ洗ってください。
んで、株(根っこ側)を斬り、茎側も良く流水で洗いましょう。
株もおいしいので洗っておきましょうね。
ほうれん草を食べやすい長さに切ってから、お鍋に突っ込みます。
ここでは湯がくだけですから、本当に短時間でOKです。しゃぶしゃぶと熱湯をくぐればOKな位。
ざるに空けるかボール等に取るかして、水で粗熱をとりましょう。
(ざっと冷えればOK。湯気が出ないくらいかな、そうでないと自身の余熱でクタっとなるので。)
これで、あらかじめの殺菌と、鍋の速度が保てますので、必ずやってください。
以上。

2、ダシ作る。
お鍋に7、8割まで、「日本酒:水=1:2〜3位の比率」をいれて、
昆布を1枚(1本かな)入れる(昆布の大きさにもよるが、標準的な15センチ定規くらいの大きさかな?)
で、暫く加熱鍋に昆布の緑色が出てきた位で昆布を取り除いてください。
(昆布臭いのきらいなひとはお箸で昆布の表面のヌルミ加減をみてですこし早めに取り除いても良いでしょう。)
以上。ですが、この作業中に3と4も実行しておきましょう。

3、豚肉を用意
買ってきた豚肉のスライスを食べやすいサイズに切ります。
大抵の売ってるサイズから考えると1枚を半分に切れば、ちょうど良いかと思います。
お皿にのせるときに、できれば、お肉を開いてください。
(売ってる状態で大抵は2つ折りになってますが、茹でる時にそのままだと開かないでマズイ時があるから…)
以上。

4、タレを作る
実は一番重要かもしれない作業
取り皿に、味の素を2,3振り。
おろししょうがとネギをお好みでいれて、
レモン汁を小さじ2杯くらい。
で、醤油をどばっと入れておしまい。(←簡単ジャン!!でも大事。)
食べる時に、お鍋の汁をすこし入れるのがおすすめ。
以上。


5、お鍋を食べよう
鍋を卓上に用意して、ごはんは炊けてるかな?取り皿や大皿も卓上へ〜〜
鍋の火加減は沸騰手前程度のフツフツしてる位ね。
入れる順番は肉が先でほうれん草は後からです。
ほうれん草は湯がいてあるから、本当にしゃぶしゃぶ程度でも食べれますが、
豚肉は少し時間がかかります。塊ごと放り込んで箸でほぐしてやって、少し待つって感じで
その間でほうれん草をしゃぶしゃぶして〜〜肉とほうれん草を一緒に小皿へ〜〜
途中でこまめにお玉でアクを取り除いてください。
以上。

あとはご自由にお食べ下さい。


6、オマケ
食後にはタレに鍋汁を入れて薄めて飲んでもおいしいよ。(皿の底にはほうれん草から出た砂があるから注意)
タレに七味を入れてもおいしいです。
ほうれん草のほかに、クレソンもおいしいですが、春菊は微妙で、小松菜はマズイです。
材料のとこで書いてあるけど、サラダほうれん草等西洋系(書いて無くても外見がすこし違う)は渋みなど少ないので
食べやすいのですが、鍋にしてみるとアクが出ないし、うまみ(甘み)も少なくてマズイです。
西洋系のは総じて茹でには向いて無く、炒めたり生に近い食べ方の方がおいしいみたい。
クレソンは苦くて渋いが、このお鍋には合います。クレソンは春菊のなかま〜〜だけど春菊は味の濃い鍋に合うみたい。
小松菜……煮込みの時点で味がつく鍋でないとダメなんだろうかな…水分多いので、タレにつけるタイプの鍋では味が…小松菜臭いだけ。